Web活用のヒント

中小企業の採用にホームページが必要な理由|求職者が応募前に見ているポイント

スマホで企業のWebサイトを見て、画面から溢れ出る書類やFAXから社内のアナログ体質を見抜いている求職者のイラスト
目次
  1. 整っていないWebサイトが伝えてしまう3つのメッセージ
  2. 1. 「仕事の効率化に投資していない会社かも」
  3. 2. 「情報の扱いに無頓着な会社かも」
  4. 3. 「新しいことに取り組む余裕がない会社かも」
  5. 「SNSがあるからWebサイトは不要」とは限らない
  6. 採用コストとWebへの投資を比べてみる
  7. 5秒でできるセルフチェック
  8. 北摂Webラボにできること
  9. まとめ:求職者は応募の前にWebサイトを見ている

中小企業の経営者の方から、こんなお悩みを伺うことがあります。

中小企業の経営者さま

求人媒体に掲載料を払っているのに、なかなか応募が来ないんです。ウチのような会社がホームページにお金をかけても仕方がない気もして……。

北摂Webラボ

実は、応募を考えている人の多くは、応募する前に会社のWebサイトを確認しています。求人媒体だけでなく、Webサイトの状態も見直してみる価値がありますよ。

マイナビの「中途採用・転職活動の定点調査(2025年9月度)」では、転職活動中・予定の正社員1,354人のうち、応募や入社を検討するときに企業の採用ホームページを「非常に参考にする」人が41.7%、「ある程度参考にする」人が47.4%で、合わせて約9割にのぼりました(マイナビキャリアリサーチLab、2025年10月調査)。

そして求職者は、サイトの見た目だけでなく、そこから「この会社はどんな働き方をしているのか」を想像します。この記事では、求職者がWebサイトから何を感じ取るのか、採用につなげるために何を整えればよいのかを、順を追って解説します。

整っていないWebサイトが伝えてしまう3つのメッセージ

Webサイトは会社の「顔」です。手入れされていないサイトは、意図せず次のような印象を与えてしまうことがあります。

1. 「仕事の効率化に投資していない会社かも」

スマホで見やすいサイトは、今では当たり前の環境になりつつあります。拡大しないと文字が読めないサイトを見ると、「社内のパソコンも古そう」「紙やFAXの作業が多そう」と想像されるかもしれません。

自分の時間を大切にしたい人ほど、こうした「見えない働きにくさ」を気にします。

2. 「情報の扱いに無頓着な会社かも」

Google Chromeでは、通信が暗号化されていない(URLが「http://」で始まる)サイトを開くと、アドレスバーに「保護されていない通信」といった表示が出ます(Google Chrome ヘルプ)。暗号化(SSL)とは、やり取りする情報を第三者に読まれないようにする仕組みです。

応募フォームなどで個人情報を受け取るのにこの表示が出ていると、「この会社の情報管理は大丈夫だろうか」と不安を与えかねません。

3. 「新しいことに取り組む余裕がない会社かも」

「お知らせ」の最新記事が何年も前で止まっていると、「今も活発に動いている会社なのだろうか」と受け取られることがあります。成長したい、挑戦したいと考える人ほど、こうした点を見ています。

「SNSがあるからWebサイトは不要」とは限らない

「InstagramやXで発信しているから、ホームページはいらないのでは」というお声をいただくこともあります。

SNSは職場の雰囲気を伝えるのに向いていますが、採用ではSNSだけでは足りない場面があります。違いは、情報が「流れていく」か「残る」かです。

SNSWebサイト
情報の残り方流れていく残る
伝わること日々の様子会社の方針や働く条件を整理したもの
給与・福利厚生・会社概要過去の投稿に埋もれて探しにくくなるいつでも確認でき、求職者が家族に相談するときの判断材料にもなる

先ほどの調査でも、採用ホームページで重視する情報は「給与・手当・賞与」(58.2%)、「仕事内容の詳細」(47.9%)が上位でした。こうした情報こそ、いつでも確認できる場所に置いておきたいものです。SNSと自社サイトの違いはSNS集客だけで大丈夫?自社サイトなしのリスクでも詳しく解説しています。

採用コストとWebへの投資を比べてみる

人材紹介会社を利用すると、採用が決まったときに紹介手数料(成功報酬)を支払うのが一般的です。厚生労働省の委託調査(2022年9月実施)では、医療・介護・保育以外の分野の紹介手数料は、採用した人の初年度の想定年収に対して平均27.3%〜32.4%でした(紹介事業者への調査と求人企業への調査の平均値。日本人材紹介事業協会のお知らせ、報告書PDF)。

仮に年収300万円の人を手数料率30%で採用すると、1人あたり約90万円になります。

一方、自社サイトに求人情報をきちんと載せておけば、求職者が直接応募できる窓口になります。ただし、求人検索サービスとの関係は変わってきているので注意が必要です。

  • Indeed:2025年7月1日から、掲載される求人は「直接投稿」と「求人情報連携」が標準になり、自社サイトなどから自動で集めた(クローリングした)求人の掲載は限定的になりました(Indeed プレスルーム)。自社サイトに載せるだけでIndeedに表示される、とは考えないほうが安全です
  • Google検索:求人ページに「構造化データ」(Googleに求人の内容を正しく伝えるための目印)を設定すると、Google検索の求人情報に表示される可能性があります(Google 検索セントラル、2026年10月確認)

また、求人媒体や紹介会社を使う場合でも、応募を考えた人は会社のWebサイトを見に来ます。Webサイトを整えておくことは、ほかの採用手段の効果を支える土台にもなります。

5秒でできるセルフチェック

今お持ちのWebサイトを、スマホで開いてみてください。

  • 拡大しないと文字が読めない
  • アドレスバーに「保護されていない通信」などの表示が出る
  • 「お知らせ」の最新記事が1年以上前
  • 仕事内容・給与・会社概要が見つけにくい
  • 代表のメッセージや、働く人の顔が見える写真がない

当てはまる項目があれば、そこから見直してみてください。一度に全部を直す必要はありません。

北摂Webラボにできること

北摂Webラボでは、初期制作費0円・月額5,980円〜で、スマホ対応・SSL・サーバー管理込みのホームページをご用意しています。文章の変更や写真の差し替えも、プランに応じた回数まで月額の中で対応します。プランごとの内容は料金プランをご覧ください。

営業担当を挟まず、制作を担当する私たちが直接お話を伺います。「求職者から見て、ウチのサイトはどう見えるのか」といったご相談も、北摂エリア密着でお受けしています。

まとめ:求職者は応募の前にWebサイトを見ている

この記事のポイント

  • 転職を考える人の約9割が、応募や入社を検討するときに採用ホームページを参考にしている
  • スマホ非対応・警告表示・更新の停止は、「働きにくそう」「情報管理が不安」という印象につながりかねない
  • 自社サイトは、求人媒体や紹介会社の効果を支える土台。Indeedの仕組み変更など、最新の事情もふまえて整えたい

まずはスマホで自社サイトを開き、求職者の目線で見直すところから始めてみてください。

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